人気ブログランキング | 話題のタグを見る

Собака и Кошка


パストサラミと目玉焼き2
by pastsarami
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31

允ちゃん祭り その3

『暗黒街の顔役』
監督:岡本喜八
脚本:西亀元貞、関沢新一
撮影:中井朝一

前にも観たことあってさ、別に好きでもなんでもない作品なんだけど
でも確かに允ちゃんが印象的だったからもいちど観に行ってみた。

再度おもったけどね、ほんと好きでもなんでもないなこの作品。
でも、ははっていうアングルとかもあった。
あと、やっぱり喜八作品ってのは、役者さんがかなりだぶってるから続けてみると興味深い。
あらー、こっちではこんな役で出てるんだーっていうのがあちらこちらに出てくる。

鶴田浩二と宝田明の兄弟ってのは…ちょっとこの頃似てるのかな。このふたりが並んでても全然違和感ない。兄弟かもねって気になる。ここまで違和感ないのもめずらしいんではないかと。

なんかね、ぼやっとしてるんだよね。全体的に。覇気がないって云うか。
そんななか、草笛さんの可愛らしいこと!もー可愛い。
あんまりはっきりした脚本になってないんだけど、ちゃんと恋心とかのせてくる。カワ。

個人的にすきだったのは、平田さんかな。この平田さん、やけに格好よくって。
はまり役といったところなのかもしれない。冷静でちょっとインテリっぽい。

よくわかんないのが、三船だよね。この三船、三船である必要性がよくわかんない。
最後なんかすんのかなーっておもったら、全然だし。

で、結局印象に残るのは允ちゃん。
これ1959年発表作?みたいで、独立愚連隊もそうなんだよね。
どう見ても、この作品での允ちゃんはデビューか!?って位の若々しさなんだけど…
5年位の差を感じる允ちゃんなわけで…何があったんだろうかとおもわずにはいられない。
表現の仕方もちょっと違うし。顔のどこを使って表現するってのが違う。
もう謎でしかない。
この作品の允ちゃんはつたないんだけど、やっぱりなんかぐいぐい引っ張る力があって
それに喜八はやられちゃったんだね、きっと。

Собака
by pastsarami | 2013-08-03 22:17 | театр
<< ぞうの国いったよ もうそのいく... 香りの弊害 >>