Собака и Кошка


パストサラミと目玉焼き2
by pastsarami

谷文晁からの その4

今回買ったカードの中で、いちばんさばーかいこーしゅかのこころを鷲掴みにしたのがこのカード。
だって鬼がいるもんね。

なんだこの七夕みたいの!っておもったらば、ほんとに七夕だった。

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『天稚彦物語絵巻』

織姫と彦星ってどっちが主役だと思ってた?
話の流れからいっても姫側におもえるんだけど、姫は人間だから主役にはなれないんだな。

主役は名前を見れば一目瞭然。天稚彦-アメノワカヒコ。
神様だそうだよ。

今回もコシカさんの為に、ざっと説明すると
ある日、長者の元に大蛇がやってきて「お前んとこの娘嫁にくれなければお前等、喰ってやる」。
しょっぱなから衝撃的!上の娘ふたりは拒み、3番目の娘が親想いだった為了承。
大体昔話の3番目の娘は親想い、という設定である。

指定された場所で待つ娘。そこに新たな衝撃が。
びくびくしながら待っていると、いきなり雨や風が烈しくなりそこへ大蛇がやってきて、「俺の頭切れ」。
怖すぎる展開。みなさん、切れますか?

で切った大蛇の頭部から、うるわしのワカヒコ(若い男)登場。
相当の美男子だったらしく、すぐにふたりで横に…そんなすぐに!
しかも蛇の皮をまとってるのに…衣装箱に誘ってるのに…。
…娘、そんな状況で、誘われるな!

裕福に暮らし、とっても幸せなふたりだったが、
このアメノワカヒコ、中々忙しいらしい。
「俺、本当は海龍王なんだけど、空にも行かなきゃなんだ」

「7日位で帰ると思うけど、でもそれで帰ってこなかったら27日待ってよ。
それでも帰らなかったら37日待ってよ。そんくらいには帰ってくるから。」
「でもそれでも帰ってこなかったらさ、迎えに来て。」
「あとこれ、絶対開けちゃダメだから。開けたらもう帰ってこれないから。」と、
じゃあお前持ってろよ的な箱を託して空へ。

そんななか、上の娘2人がてめーいい思いしてんじゃねーか的に遊びに来る。
そして、箱を見つけてこれ開けてみようみよう!
いや、鍵とかどこにあるかわからないから…!と止めても、なんで隠すのよーと
あっさり鍵を見つけて開けてしまう。
開けた箱からは浦島太郎のように煙がもわっと。そして姉たちは帰っていく。


37日経っても帰ってこないので、娘は迎えに行くことに。
星たちに道を尋ねながら(ホウキ星って本当に箒持ってるらしいよ)、遂に!ワカヒコと再会!
ワカヒコが云う。
「困ったな、実はうちの父親鬼なんだよね。多分、人間との結婚とか認めてくれないだろうな。」

そんなこと云いながら、こそこそ暮らしてるとある日鬼がやってきた。
「まずい!」と急いで術をかけるワカヒコ。娘は脇息に。あの殿とかが肘掛にするやつね。
そこに寄りかかっちゃう父鬼。ドキドキするワカヒコ。

「なんか人間の臭いすんな」と云って出ていく鬼。
枕にしたり扇にしたり、どうにか誤魔化していたワカヒコ。

ある日うっかり昼寝しちゃったワカヒコ。
疑いを持った父がそろりそろりと入ってきたからもう大変!
隠しきれないワカヒコ、正直に話すと父鬼は「じゃあ、用事でもいいつけるかな」。

「牛数千いるから、昼は野に出せ。夜は牛小屋に戻せ。」
どうしましょうと相談されたワカヒコ、自分の袖を渡し、天稚彦の袖々と唱えるように、と。
牛さんたちは自分たちで動いてくれるので、あらラクチン。

「この米千穀、あっちに移せ。一粒も落とすなよ!」
これも唱えて袖振った結果、アリさんたちが一粒ずつ運んでくれて、あらラクチン!
父鬼はというと、算盤はじいて計算計算…一粒足りない!探してこい!
困ったふたりはしょうがなく一粒探し始めるとなんと!腰を折った、米一粒かかえたアリさんが!

次に父鬼、「百足の部屋に閉じ込めろ!」もうこれについては用事は思いつかなかったんだね。

この部屋の百足は1寸サイズで4~5千匹。くちを開けて飛び掛かる!
が、どうにかこれも「天稚彦の袖々」で回避。

当然もう喰われたとおもって7日後開けてみた鬼。ガーン!まだいる!

次は蛇の部屋。また7日後。ガーン!やっぱりまだいる!

万策尽き果てて肩をがっくり落とす鬼父。
「じゃあもう嫁でいいけど、前みたいに一緒に住んでもいいけど、会うのは月に1度。」
「え?年に一度ですか?」娘、謎の聞き間違い。
「そんなら年に一度だ!」バーン!
鬼父によって投げつけられた瓜が何と天の川になり、織姫彦星となって年に1度七夕の日に会うことになった。

のシーン!

さばかがちょっと気になったのはね、鬼がアメノワカヒコと娘の結婚を知らなかったことがひとつ。
鬼が知らなかったということはだね、あの冒頭の激しすぎる求婚は全てワカヒコ作ってことだよね。
頭切れ、とかワカヒコ作なんだよね。ワカヒコ、怖くない?

もうひとつ気になったのはね、あの聞き間違いね。
原文で見てもさ、「月に一度ぞ」を「年に一度ぞ」って聞き間違えてるんだよね。
聞き間違えるか?
もう散々怖い目にあったわけじゃない。もともとこの娘はさ、どうしてなびいたかって云うとさ、
ワカヒコが見目麗しかったからでさ、でもこの試練を受けるうちに冒頭のやばいシーンを
思い出したかもしれないよね。特に最後の蛇の部屋で。

あとちょっとわかんないんだけど、こんな状況なのになんでワカヒコは自分を迎えにこいって
云ったんだろうね。
娘としてはさ、あの箱開けちゃったし迎えに来るように云われてたからしょうがなかったとおもうけど
このワカヒコ、謎すぎるね。

しかし、この話、おもしろすぎた。
最後の瓜とかな。確かにあるな瓜。ちゃんと七夕の話伝えるときは、この瓜伝えたほうがいいよ。
ちゃんと季節的なアイテム組み込んでるんだから。
これは天稚彦が穀物の神でもあることとリンクしていくしね。

しかしこの話の中では天稚彦は自称海龍王。。。確かに鬼は川作ったしな。
しかしその設定、そんなに必要なのか、謎は深まるばかりの天稚彦。

Собака
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by pastsarami | 2013-08-29 13:30 | театр
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