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Собака и Кошка


パストサラミと目玉焼き2
by pastsarami
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現代文学栄華館2 その17

『愛の歴史』
監督:山本嘉次郎
原作:田村泰次

基本的にどんなにつまらなくても、鶴田浩二が出ていれば
アイドル映画として納得しているのだが、
こちらに関してはそれが無理だった残念な作品!

恐ろしくつまらなかった。
何がいちばん気に入らないって、司葉子ですよ。
戦時中の映像のときはそんなにおもわなかったけど、
帰ってきたらなんかすごいおにんぎょうさんみたいになっちゃって、
一体あれは何だね。

原作がどうとか司葉子がどうとかではなくさ
あの映画に関わった監督以下裏のひとたちのセンスや技量というものを疑う。

そんななか、司葉子の旦那役がまさかの藤木悠。。。
こんな役も演じていたとは…
スーツ姿よりもなによりも、私服で畳の上に正座する藤木悠さんが似合いすぎで
爆笑。
いやー、似合うね畳。
あの、畳に座る前にズボンをちょっと持ち上げるのがいいね。
あれ最近のおとこのこたちは知ってるかな。
あれしないと、ズボンひっぱられてつらいからね。

あとちょっと気になったのが、謎にへんなひとたちがいてね、
あれ原作もああなのかしら。

まず、あの藤木悠を恋い慕っていた元恋人。あのテンションは一体…?
モー彼女が出てなかったら、さらにつまらなかっただろうね。

とにかくテンションが一貫して高い。声も高い。落ち着きがない。
最後の方、失恋しながらも藤木悠をなぐさめつつ荒れるんだけど、
はっきりいって全編通してそんな感じ。

鶴田浩二の仲間のおんなのひともちょっと変だったよね。
あの、全然ボーイッシュとかけ離れているおんなのひとのオレ一人称。
あれ方言かなぁ…。
方言だったとしたら、方言感がなく変なキャラクターのみが持ち上がってるから
方言指導の責任か。

あと新居のお手伝いさん。
何やら怪しい動き…。
ヤエねえさんを思い出すね、小柄だし。

最後はサナトリアム?の外国人看護婦。
やけに冷たい。その冷たさが半端なく、失笑。

ところで、外国人のことを「ガイジン」って言うと失礼だとかいうじゃない。
あくまで外の国の人なのであって、外の人ではない という観念で。
あれ、よくわからないよね。
だって外の人じゃん?
しかも外国人が自分で「ガイジン」とか言ってたりするじゃん?
ソトノヒトって人間じゃないって解釈なのかな。
それを言う人こそ、失礼な気がするのだが…?

あーつまんなかった割にこんなに書いちゃった。

Собака
by pastsarami | 2013-02-24 15:24 | театр
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