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Собака и Кошка


パストサラミと目玉焼き2
by pastsarami
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パクさん その1

コーシュカさんの12星座ぺらぺらはもうできあがりを見せているが(多分)、その前に溜まりに溜まった
映画についてだ。

パク・チャヌク作品とか、キム・ギドク作品を初めて見ていったとき
今この世界中でいちばんのセンスと熱量があるのは韓国映画だとおもった。
さばかはこう見えて、韓国人のあのアグレッシブで好戦的なものが苦手である。
あれは日韓ワールドカップのときだった。
リュックをしょった、後ろ姿の韓国人(多分)に対して殺意すら感じた。
が、さばかはすききらいといいわるいは一緒にはしない。
あの大嫌いなゴーギャンにだって、「これは結構いい画だな」とかいう作品もある。

専門学校のとききらいなおとこのこがいた。話したことは殆どない。
オトナシイ子。そのオトナシイ子は地味なのになぜか妖精のようなおんなのこにもてた。
因みにこの妖精たちは別にさばかのともだちとかではなかった。
でも彼と妖精たちのあの関係は謎でしかなかった。
そのおとこのこのせいで、なかよしの妖精は仲違いをし、ひとりは学校を去って行った。
怒りでどうにかなりそうだった。
が、彼の撮る写真はすばらしくってそこはよく褒めた。
いい写真家だとおもった。

話をもとに戻す。韓国人はあまりすきではなかったが、そんなことどうでもいいくらい
パク☆キム作品の才能はものすごくって、当時ほどの熱量じゃないけど、
やっぱり上映されるなら見たい。
しかも、見たかったイノセント・ガーデンにオールド・ボーイの抱き合わせ!!!
とういうことで行って来た。


『オールド・ボーイ』
監督:パク・チャヌク
脚本:パク・チャヌク、ファン・ジョユン、イム・ジャンヒョン
原作:『オールド・ボーイ』(双葉社・アクションコミックス刊)(作)土屋ガロン、(画)嶺岸信明
撮影:チョン・ジョンフン
音楽プロデューサー:チョ・ヨンウク




パク・チャヌク作品は暴力的なシーンが多いからそれが無理なひとは無理だとおもう。
あとそれ以上に、虫がきらいなひとは無理だとおもう。

原作自体も多分、すごくいいんだろうけどそれをちゃんと韓国映画に合うように昇華してる。
あの近親相姦エピソードとかがなかったら、あのエレベーターの中での最期はあんなに切なくきれいにはならなかった。

さばかは暴力的な映画は大好き。あの立ち回りとかもすごくかっこよくってはなぢが出そうになる。
このひとはほんとにCGの使い方がセンスいいし上手。
ほかのCG使ってるひとたちがいかに彼より劣っていることよ。

あとさ、やっぱりこの主演俳優さんの力。
他の役者さんたちもみんないいんだよ。
個人的にはあの、歯全部抜かれるひと、最初はそうでもなかったんだけど、だんだん小沢昭一さんに見えてくる。コーシュカさんには否定された。

でもやっぱりチェ・ミンシク。かっこよすぎる。
韓国俳優で好きなひとあげてって云われたら、絶対2番目にあげる。
1番目は不動だから2番目だけど。
このひとが主演やるのとやらないのとでは全然違ってくる。
勿論、韓国にはたくさんいい俳優さんいるけど、でもやっぱりチェ・ミンシク最高だった。
竹島発言とか日本人にとってはちょっとあとずさりするものがあるけど、そんくらいでなきゃな、ミンシクは!
あの作品の中でころころ変わってく、でも一貫してかなり高い熱量のミンシク。

日本のこの、イケメンでもなんでもない何の取り得もない所謂『イケメン』と呼ばれるひとかけらの才能も持たないやつらに飽き飽きしていたさばかにとって、今、現実に存在しているミンシクの引力は衝撃的だった。
何度見ても衝撃。
一生涯衝撃。

Собака
by pastsarami | 2013-09-19 11:52 | театр
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