Собака и Кошка |
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コーシュカさんが、「ルネ・ラルーが関わってるらしい」と教えてくれた。 それだけでもう興味モリモリなんだけど、作品の内容読んでグハッ!絶対おもしろいこれ! ってなって、絵見てグハッ!グハッ!絶対(以下略)ってなって、観に行った。 因みにコーシュカさんは歯の治療で欠席。。。 あぶなかったー。あぶなかったぜー。 最後から2枚目のチケットだった。ふー間一髪ー。 関わってるどころじゃなくて、監督やんけ。脚本もけ。 原作気になるな。サントラも欲しい。 コーシュカさん、さっさとDVDだかブルーレイだか 買ってください。そして観てください。 ルネ・ラルーとの出会いは、確かどこかのライブハウス行ったら 待ち時間に映像が流れてて、コーシュカさんと「何あれー!」ってなって、 それでコーシュカさんがそのDVD買ってきたんだよね。カタツムリの。 今回、絵を画いているひとは違うのかもしれないけど、 もう1カット目からルネ・ラルーだった。 音楽の使い方が特殊というか、他のアニメーションにはない 謎の効果があって、お洒落だし、その音楽が一つの線や色・形になっているような ルネ・ラルーのカタツムリにも在った、存在感満載な音楽。 アニメーションは現実に見える風景とは異なるのに、 こういう、アニメーションの持つリアルさは何なんだろう。 立体ではないから、自分の集中力とか想像力をフルに使うからかな。 最初のあの、女の人の必死で逃げる恐怖や疲れ。 実写では出せないリアル。リアルよりリアル。 彼女が死ぬまで、あのストレスは負荷としてのしかかった。 観てる時には別に感じなかったけど、 確かに言われてみるとボスっぽい。確かに。 美術的だなとはおもってたけど、なるほど、陰影の感じとかね。 建物とか。ボス感すごい。 あと、フランス語だから細かくはわからない筈なのに、 声優さんの上手さにハッとする。 あのオム族-人間?が巨大なドラーグ族に虫ケラ同然に扱われたり、 ペットにされたり、そのペット同志を闘犬みたいに戦わせたり、 あいつらは繁殖力だけは強い とか、 人間として、生物として、自分を見る風刺 風刺は負荷がかかるけど、感じるし考えるから好きだ。 アニメーションの持つエロティシズムもしっかりある。 アニメーションってなんであんなに性があるんだろう。 ドラえもんにだってハイジにだってあるんだよな。 出てくる洋服とかもイチイチ可愛いしお洒落。 SFってやっぱお洒落。 前衛的。前衛的なものってその時代から見て前衛的なだけじゃなくて、 ずっとずっと前衛的なんだよね。寺山とかもそうだし。 夢二もそうだし。 もう全部印象的なんだけど、とりあえずひとつあげておくと、 なんか光る石みたいなのを持ってる魔術師?のところにひとりひとり歩いて行って そこで受け取るとその人たちの体が光るようになって っていうシーン。あれキリスト教の儀式みたいに見える。 あの肉の欠片の代わりに丸いお菓子みたいの食べるやつ。 でその後繁殖行為につながるし。 キリスト教のその肉片は、元々は生贄の子供の肉とかで 死=再生・生命の誕生の意味だよね。 最後のあの瞑想の謎解きみたいなのもすごくて、 ほげーってなった。 銅像壊すと、瞑想により幽体離脱したみたいなやつらが、 不安げにうようよして精子のようだったな。 補助席でかなり前の席だったのに、見ずらいとかそんなこと一瞬でどうでもよくなった。 とにかく一瞬で目を奪われ、頭も心も全部奪われた。 興奮状態。トランス状態。ああ、これだよ。こういう世界が必要なんだ自分には。 って興奮した。 間違いなく、今年観た中ではエヴァの関わったあのアニメーションと並んで ベスト。映画だけじゃなくて、今年自分が目にしたすべての中でダントツベスト。 ところで、チラシの内容のところには(オム族がドラーグ族に)反逆を企てる ってあるけど、そうなのかなあ。 相手を倒そうって言うより、自分たちが生きるっていうのが目的な気がした。 その結果として、ドラーグ族の人が死んでしまっただけで。 戦争もかたっぽはそうだったりするよね。全部とは言わないけど。 攻撃されて、生きる生き抜くその過程の中で勝つこともあるけど、 別に最初に攻撃された側は相手を殺したかったり傷つけたかったりするわけじゃなくてさ。 最初に攻撃するほうは、はっきりとした殺意や制圧意欲があるけども。 でも人間は馬鹿だから、そのうち時間が経つと、簡単に逆転して、心汚くなって、 傷つけようともするんだよね。 だからオム族とドラーグ族の完全な平和的共存はやっぱり難しかったかもね。 とりあえず、Gさん及び斉藤くんのファンのひとには観てほしい。 すなわちコーシュカさんには観てほしい。 多分、何かひっかかるよね。
by pastsarami
| 2018-11-09 22:52
| театр
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